足立区に「早い者勝ち」のホームページ制作・リニューアル補助金があります
足立区で事業を営む方から、こんな声をよく耳にします。
- ホームページをできるだけ安く作りたいが、格安業者への発注は品質が不安で踏み出せない
- 古くなったホームページをリニューアルしたいが、費用が高くて断念しかけている
- 補助金が使えると聞いたが、2つの制度のどちらが自分に合っているかよくわからない
——そんな悩みを抱えた足立区の事業者の方から、毎年多くのご相談をいただきます。
結論から言います。足立区内の中小企業・個人事業主であれば、ホームページの新規制作も、古いサイトの全面リニューアルも、どちらも補助金の対象になります。補助率は制作費の半額・最大20万円(PR動画とセットで最大25万円)。30万円かかった制作費が15万円になる。40万円の制作費がまるまる20万円戻ってくる。それだけのインパクトがある補助金です。
ただし、この補助金には「予算に達し次第終了」という条件がついています。2026年6月現在はまだ申請受付中ですが、動いていない間にも枠は減り続けています。そして忘れてはならない重要な点が1つ——この補助金は生涯に一度しか使えません。だからこそ「タイミング」と「正しい使い方」が、受け取れる金額を大きく左右します。
この記事でわかること
- 足立区でHP制作・リニューアル費用を半額にする補助金の仕組みと補助額シミュレーション
- 新規作成・リニューアルどちらに使えるか——対象条件の具体的な確認ポイント
- ECサイトを作りたい場合に使うべき別制度(最大75万円)との使い分け
- 採択前に発注すると全額自己負担になる——正しい申請の手順と落とし穴
筆者はこれまで足立区内の中小企業のHP制作補助金申請を複数件サポートしてきました。実務で見えてきた「落とし穴」も含めて、経営者の方が自分のケースに当てはめて動けるよう解説します。
足立区にはHP制作に使える補助金が2つある——制度の全体像
2026年度現在、足立区でホームページやECサイトの制作費に使える補助金は大きく2種類あります。それぞれ補助率・上限額・対象となる用途が異なるため、まず全体像を把握することが第一歩です。
①ホームページ作成・更新補助金(通常HP向け)
区内の中小企業・個人事業主がホームページを新規作成・全面リニューアルする際に使える補助金です。2026年度から補助上限額が引き上げられ、動画とセット申請すれば最大25万円まで補助されます。
- 補助率:経費の1/2(千円未満切捨て)
- 通常枠:上限20万円(制作費40万円以上で満額)
- 動画加算枠:上限25万円(HP制作+PR動画のセット申請)
- 生涯1回限り(過去に認定を受けた事業者は申請不可)
- 申請期間:R8.4.1〜R9.1.29(予算達成次第終了)
②IT・IoT導入補助金(ECサイト・ITツール向け)
IT・IoTツールの導入で業務効率化を図る際に使える補助金です。ECサイト(自社ネットショップ)の構築が対象経費に含まれており、補助率・上限額ともにHP補助金を上回ります。
- 補助率:経費の2/3(千円未満切捨て)
- IT活用:上限75万円
- IoT活用:上限150万円(IT活用との併用不可)
- 最低対象経費:20万円以上(20万円未満は対象外)
- 申請期間:R8.4.1〜R9.2.12
| 比較項目 | HP作成・更新補助金 | IT・IoT導入補助金 |
|---|---|---|
| 補助率 | 1/2 | 2/3 |
| 補助上限額 | 20万円(動画込み25万円) | 75万円(IT活用) |
| 主な対象 | HP新規作成・全面リニューアル | ECサイト・クラウドツール等 |
| 申請回数 | 生涯1回のみ | 年1回 |
| 事前手続き | ウェブ活用アドバイザーへの相談 | 区の中小企業診断士による確認 |
| 申請締切 | R9.1.29 | R9.2.12 |
HP補助金 vs IT補助金——どちらを使うべきか
2つの制度は目的に応じて使い分けるのが正解です。「どちらでも使えるだろう」と思って申請すると、対象外として却下されることがあります。判断軸は非常にシンプルです。
通常のHP制作・リニューアルなら「ホームページ作成・更新補助金」
会社紹介ページ・サービス紹介サイト・採用ページなど、企業や事業を紹介することを目的としたホームページの新規作成・全面リニューアルには「ホームページ作成・更新補助金」を使います。補助率1/2で最大20万円(動画込みで25万円)が戻ってきます。
注意点は「全面的な改修」でなければならないこと。ページ追加・機能追加・デザインの部分変更では申請できません。リニューアルを検討している方は、制作会社に「全面改修の要件を満たす提案」を依頼することが重要です。
ECサイト構築なら「IT・IoT導入補助金」が有利
自社のネットショップ(ECサイト)を立ち上げたい場合は、IT・IoT導入補助金が適しています。補助率2/3・最大75万円と、HP補助金の最大20万円を大幅に上回ります。
たとえばECサイト制作費が90万円かかった場合、IT・IoT補助金なら最大60万円が補助されます(90万円×2/3=60万円)。同じ費用をHP補助金で申請しようとしても、そもそも企業紹介HPではないためNG、かつ上限20万円です。ECサイトを作るならIT補助金一択です。
HP作成・更新補助金を選ぶケース
- 会社・事業紹介のHP新規作成
- 既存HPの全面リニューアル
- HP+PR動画のセット制作
- 制作費が40万円以下で最大20万補助でも十分
IT・IoT導入補助金を選ぶケース
- ECサイト(ネットショップ)の新規構築
- 顧客管理・在庫管理ツールの導入
- クラウドサービスの導入費
- 制作費が30万円以上でより多くの補助を得たい
「IT・IoT補助金でHPが作れる」は誤解——FAQ Q26の落とし穴
「IT補助金でホームページを作れると聞いた」という方が時々いますが、これは誤解です。足立区のIT・IoT導入補助金のFAQには次のように明記されています。
【FAQ Q26より】「企業や事業を紹介するホームページの作成は対象になりません。」(足立区 IT・IoT導入補助金 FAQ Q26)
注意点
IT・IoT補助金で補助されるのは「業務改善・生産性向上のためのITツール・ECサイト」です。会社や事業を紹介する企業紹介ホームページの制作費は対象外と明記されています。誤った補助金に申請して時間を無駄にしないよう注意してください。
ホームページ作成・更新補助金の詳細——2026年度版
会社・事業紹介のHPを新規作成またはリニューアルする場合は、この補助金が主力です。2026年度の変更点と申請の流れを確認しましょう。
対象者・補助額の計算
申請期間:2026年4月1日〜2027年1月29日(予算に達し次第締切)
対象者の主な要件は以下の通りです。
- 足立区内に主たる事業所を有する中小企業・個人事業主
- 住民税・法人税等を滞納していないこと
- 過去に当該補助金の認定を受けていないこと(生涯1回)
- ウェブ活用アドバイザーの事前相談を受けていること
補助額の計算例
【通常枠】制作費40万円 → 補助額20万円(40万円×1/2)
【動画加算枠】HP制作40万円+動画制作10万円 = 合計50万円 → 補助額25万円(上限25万円)
※HP補助金は「生涯1回限り」。最大補助を受けるには制作費40万円以上での申請が最も効率的です。
「全面改修」と「単なるページ追加」の違い
リニューアルで申請する場合、「全面的な改修・更新」でなければ対象になりません。具体的には、トップページのデザイン刷新・サイト構造の見直し・CMS導入など、サイト全体に及ぶ変更が必要です。
一方、以下のケースは対象外です。
対象外となるケース
・既存サイトへの新規ページ追加のみ
・問い合わせフォームなど特定機能の追加
・ドメイン費・サーバー代・保守運用費
・自社スタッフによる制作(外注委託費のみ対象)
申請の流れ(5ステップ)
申請前に、足立区指定の「ウェブ活用アドバイザー」への相談が必須です。TEL: 03-3880-5496(足立区産業経済部企業経営支援課)で予約を取り、事業内容・HP活用の目的・制作計画などを相談します。相談は無料です。
補助金の対象は「外注委託費」のみです。制作会社から、制作費・運用費を分離した見積書を取得してください。ドメイン費・月額保守費は補助対象外のため、明細を分けてもらうことが重要です。
申請書・事業計画書・見積書・納税証明書等を提出し、区の審査を受けます。採択通知を受け取るまで制作は開始できません。採択前に制作会社へ発注・着工すると補助対象外になります。
採択通知を受け取ったあと、制作会社へ正式発注します。補助対象期間内(2027年1月29日まで)に納品・支払いを完了させる必要があります。制作期間を逆算して余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
制作完了後、実績報告書・請求書・領収書・完成したHPのURL等を提出します。書類審査通過後、補助金が口座に振り込まれます。
IT・IoT導入補助金でECサイトを作る方法
ネットショップの開設・リニューアルを検討している場合、IT・IoT導入補助金(IT活用)が強力な選択肢です。補助率2/3・最大75万円という条件は、HP補助金を大きく上回ります。
対象者・補助額の計算
申請期間:2026年4月1日〜2027年2月12日(予算に達し次第締切)
- 足立区内に主たる事業所を有する中小企業・個人事業主
- 補助対象経費が20万円以上であること(20万円未満は対象外)
- IT活用とIoT活用の併用申請は不可
ECサイト費用とIT補助金の計算例
ECサイト制作費60万円の場合 → 補助額40万円(60万円×2/3)
ECサイト制作費90万円の場合 → 補助額60万円(90万円×2/3)
ECサイト制作費120万円の場合 → 補助額75万円(上限に達するため75万円が上限)
※補助率2/3のため、制作費が高い場合ほど差が大きくなります。
ECサイトが対象となる根拠
IT・IoT導入補助金のIT活用の対象経費として、制度要綱に「自社ECサイトなど」が明示されています。これはネットショップのシステム構築費・デザイン費・決済機能の実装費などが含まれます。ただし、ECサイトと一体でない企業紹介ページのみの制作はNGです。
申請の流れ(4ステップ)
申請前に、区の中小企業診断士による書類確認が必須です。TEL: 03-3880-5496(足立区産業経済部企業経営支援課イノベーション推進担当)に連絡し、事前相談の予約を取ります。事業計画の方向性についてアドバイスを受けます。
ECサイト導入によって解決する経営課題・期待する効果などを事業計画書にまとめ、見積書・納税証明書等とともに提出します。「何のためにECサイトを作るか」の目的・効果を具体的に記述することが審査通過のポイントです。
HP補助金と同様に、採択通知が届いた後に正式発注します。採択前の契約・支払いは補助対象外になるため注意してください。補助対象期間内(2027年2月12日まで)に支払いを完了させる必要があります。
ECサイトの公開後、実績報告書・請求書・領収書・ECサイトのURLスクリーンショット等を提出します。書類審査通過後、補助金が振り込まれます。
補助金申請でよくある失敗3パターン
補助金の制度を正しく理解していても、手続きの手順を間違えると一切補助されません。実際にサポートの現場で見てきた失敗事例を3つ紹介します。
失敗①:採択前に制作会社へ発注・着工してしまった
「ウェブ活用アドバイザーには相談したし、補助金が使えると言われたので制作会社に先に発注してしまいました。採択後に気づいたのですが、全額自己負担になってしまいましたか?」
残念ながら、その通りです。補助対象となる経費は採択日以降に発生したもののみです。アドバイザー相談を終えた時点ではまだ採択されておらず、申請書類の提出→審査→採択通知という手順を経てから初めて発注できます。
採択前の発注はNG
「相談が終わったから大丈夫」ではありません。必ず採択通知を受け取ってから制作会社との契約・発注を行うこと。アドバイザー相談 → 申請書類提出 → 審査 → 採択通知 → 発注の順序を厳守してください。
失敗②:「ページ追加」でHP補助金に申請して対象外になった
既存サイトに「採用ページを1ページ追加したい」「ブログ機能を付けたい」という場合に申請しようとしたケースがありました。しかし補助金要件は「全面的な改修・更新」であり、単なるページ追加や機能の部分追加は対象外です。
制作会社から「更新・リニューアルとして申請できます」と言われた場合でも、区のウェブ活用アドバイザーに確認するのが確実です。審査が通らなかった場合の責任は申請者本人が負います。
対象となる「全面改修」の目安
トップページのデザイン刷新・サイト全体の構造見直し・CMSの新規導入など、サイト全体に及ぶ変更が必要です。「ページを1枚追加しただけ」「一部のデザインを変えただけ」では認められません。事前にアドバイザーへ相談し、「全面改修として申請できるか」を確認してください。
失敗③:生涯1回の補助金を少額HP制作で使い切ってしまった
「とりあえず10万円ほどの名刺代わりのHPで補助金を使った」という方から、数年後に「本格的なHPを作りたいが補助金が使えない」という相談を受けることがあります。HP補助金は過去に1度でも認定を受けると二度と使えません。
補助率1/2であることを考えると、制作費40万円以上の本格的なHPで申請したほうが、補助額20万円をフルに受け取れます。生涯1回の制限があるからこそ、最初の申請で最大限活用することが重要です。
HP補助金活用の戦略
制作費10万円での申請 → 補助額5万円(5万円の節約)
制作費40万円での申請 → 補助額20万円(20万円の節約)
補助金は「生涯1回」だからこそ、本格的なHP制作のタイミングで使い切ることが合理的です。
申請期限と今すぐやること
2026年度の補助金はいずれも「予算に達し次第終了」です。申請期間内でも予算が尽きれば受付終了となるため、早めに動くことが重要です。
【HP作成・更新補助金】申請受付期間:2026年4月1日〜2027年1月29日(予算に達し次第締切)
【IT・IoT導入補助金】申請受付期間:2026年4月1日〜2027年2月12日(予算に達し次第締切)
お問合せ:足立区産業経済部 企業経営支援課イノベーション推進担当 TEL: 03-3880-5496
今すぐ取り組むべき行動をまとめました。
- 「通常HP制作か、ECサイト構築か」を決めて、どちらの補助金を使うか選ぶ
- TEL: 03-3880-5496 に電話し、事前相談の予約を取る(ウェブ活用アドバイザーまたは中小企業診断士)
- 制作会社に制作費の概算見積もりを依頼する(採択前の正式発注はNG・見積だけはOK)
- 納税証明書・登記謄本など必要書類を事前に準備する
- 採択通知を受け取るまで制作会社への正式発注・着工をしない
FAQ(よくある質問)
QHP補助金とIT・IoT補助金を両方同時に申請できますか?
同一の経費について両方の補助金を受けることはできません。ただし、「会社紹介HP制作費」でHP補助金、別途「ECサイト構築費」でIT・IoT補助金を申請するように、用途が異なる経費であれば別々に申請できる場合があります。詳しくは区の窓口に確認してください。
Qウェブ活用アドバイザーへの相談は義務ですか?どこに連絡すればいいですか?
HP作成・更新補助金の申請には必須です。足立区産業経済部 企業経営支援課(TEL: 03-3880-5496)に電話して予約を取り、事業所への訪問または来所相談を受けてください。相談は無料です。IT・IoT補助金の場合は同窓口の中小企業診断士への事前確認が必須です。
QECサイトにHP作成・更新補助金は使えますか?
使えません。HP作成・更新補助金の対象は「企業・事業紹介のためのホームページ」であり、ECサイト(商品販売機能を持つサイト)はIT・IoT導入補助金(IT活用)の対象となります。ECサイトを作る場合は補助率2/3・最大75万円のIT補助金を活用するのが正解です。
Q採択前に制作会社から見積もりを取ることはできますか?
見積もりの取得は採択前でも問題ありません。申請書類に見積書の添付が必要なため、事前に制作会社へ見積依頼することは推奨されています。ただし、見積書の取得≠正式発注です。採択通知を受け取るまで契約・着工・支払いは行わないでください。
Q以前にHP補助金を使った事業者が、今度ECサイトを作る場合はどうすればいいですか?
HP作成・更新補助金は使えませんが、IT・IoT導入補助金(ECサイト対象)は別の制度のため申請できます。補助率2/3・最大75万円と条件も良好です。ECサイト構築を検討している場合は、IT・IoT補助金でアプローチしてください。
まとめ
足立区の2026年度HP関連補助金を整理すると、選択肢は目的によって明確に決まります。
この記事のポイントを3点にまとめます:
- 通常のHP制作・リニューアルは「ホームページ作成・更新補助金」(1/2・最大20万円・生涯1回)——40万円以上の本格制作で最大活用
- ECサイト構築は「IT・IoT導入補助金」(2/3・最大75万円)——補助率も上限額もHP補助金を大幅に上回る
- どちらの補助金も「採択通知前の発注はNG」——必ず事前相談→申請→採択→発注の順序を守ること
ホームページ制作費の補助金活用もまとめて相談できます
ホームページ制作費に使える助成金・補助金は、書類準備や見積書の用意、申請スケジュールの確認など、初めての方には少し複雑に感じることもあります。
東京のホームページ制作会社 ゼロラン では、月額維持費用無料・WordPress対応・オリジナルデザインのホームページ制作を、98,000円〜の格安価格でご提供しています。
また、補助金制度にも詳しく、申請に必要となるホームページ制作の見積書の作成・提示にも対応可能です。
足立区内でホームページ制作やECサイト構築を検討している中小企業・個人事業主の方は、HP制作と補助金活用の相談をまとめてお受けできます。
まずはお気軽にご相談ください。
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