松戸市に「最大25万円補助」のホームページ制作補助金があります
松戸市で事業を営む方から、こんな声をよく耳にします。
- ホームページを安く作りたいが、制作費が一度に出ていくのは正直きつい
- 格安のホームページ制作会社を探しているが、どこに頼めばいいかわからない
- 補助金があると聞いたが、手続きが複雑そうで、どこに申請すればいいかわからない
——松戸市内の中小企業・個人事業主から、こうした相談をよく受けます。じつは、松戸市には中小企業・個人事業主のホームページ制作費の最大25万円を補助してくれる制度があります。
この記事では、Webサイト制作・補助金活用支援の現場で10年以上にわたって中小企業の集客課題と向き合ってきた立場から、「令和8年度 松戸市中小企業デジタル化チャレンジ補助金」を使ってホームページ制作費を補助してもらう方法を、申請要件から実際の流れ・よくある失敗まで詳しく解説します。
この記事でわかること
- 松戸市の補助金でHP制作費の最大25万円が補助される仕組み
- 中小企業・個人事業主が申請できる条件と、よく見落とされる要件
- ホームページ新規制作・大規模リニューアルが対象になる範囲
- 申請の入口「ビジまど」相談の活用法
- 申請〜補助金振込までの10ステップ
- 交付決定前に業者と契約してしまう「よくある失敗」の回避策
読み終えるころには、補助金申請の全体像が把握でき、「まず何をすべきか」が明確になります。費用面の不安を抱えたまま先延ばしにしているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
松戸市の中小企業が使えるHP制作補助金とは
「令和8年度 松戸市中小企業デジタル化チャレンジ補助金」は、松戸市内の中小企業・個人事業主がITツール導入やウェブサイト制作を行う際に費用の一部を補助する制度です。主管は松戸市 経済振興部 商工振興課。市内の事業者であれば、業種を問わず申請できます。
補助金の名称に「デジタル化チャレンジ」とある通り、単なるホームページ制作の費用補助ではなく、「デジタル化を通じた売上・生産性の向上」を目的とした事業の一環として位置づけられています。この考え方が、申請書類の書き方にも影響してきますので、後ほど詳しく説明します。
令和8年度 松戸市中小企業デジタル化チャレンジ補助金の詳細は、松戸市公式サイトで公開されています。問い合わせ先:松戸市経済振興部 商工振興課(電話:047-711-6377 / メール:mcsyoukou@city.matsudo.chiba.jp)。松戸市公式ページ
補助金の基本情報を表でまとめると、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助金名 | 令和8年度 松戸市中小企業デジタル化チャレンジ補助金 |
| 主管 | 松戸市経済振興部 商工振興課 |
| 補助率 | 補助対象経費の2/3以内(機器購入費は1/2以内) |
| 補助上限額(全体) | 500,000円(千円未満切り捨て) |
| 補助下限額 | 50,000円 |
| ウェブサイト制作費の補助上限 | 250,000円 |
| 申請期間 | 令和8年4月1日〜令和9年2月26日 |
ポイントはウェブサイト制作費の補助上限が25万円であること。仮に制作費が40万円であれば、2/3の約26万円が補助対象となりますが、上限が25万円なので実際の補助額は25万円です。75万円以上の制作費であれば、補助上限いっぱいの25万円を受け取れます。
ポイント
ウェブサイト制作費に加えて、予約管理ツールや業務管理ソフトなどのITツール導入費を合わせて申請すれば、補助金全体の上限50万円に近づけることも可能です。ホームページ制作と同時にITツール導入を検討している事業者には、組み合わせ申請がおすすめです。
申請できる中小企業・個人事業主の条件
補助金を申請するには、いくつかの要件を満たしている必要があります。「うちは大丈夫だろう」と思っていても、意外な条件で引っかかることがあります。ここを丁寧に確認しておくことが、スムーズな申請への第一歩です。
1松戸市内に事業所があること
松戸市内に事業所を有する中小企業等が対象です。個人事業主として開業している方も対象になります。法人格の有無は問いません。事業所の所在地が松戸市内であることが条件です。
2市税を滞納していないこと
固定資産税・市民税などの市税に滞納がないことが必要です。万が一滞納がある場合は、申請前に清算を完了させてください。過去に滞納があっても、申請時点で解消されていれば問題ありません。
31年以上の営業実態があること
松戸市内の事業所で、申請時点で1年以上継続して営業実態があることが必要です。開業したばかりの事業者や、松戸市内に最近移転してきた場合は、この条件を満たせない可能性があります。事前に確認しておきましょう。
4税務申告を1期以上終えていること
事業開始後、税務申告(確定申告または法人税申告)を1期以上終えていることが求められます。創業・開業初年度は対象外となる場合があるため、間もない事業者は注意が必要です。
5「ビジまど」の支援を受けること
松戸ビジネスサポートセンター「ビジまど」の支援を受けることが申請の必須条件です。ビジまどとは、松戸市が設置する無料経営相談窓口のこと。中小企業診断士のアドバイザーが事業計画のブラッシュアップを支援してくれます。申請書類を作成する前に、まずビジまどに相談することが求められます。
注意点
「ビジまど」の支援を受けることが申請の必須条件であることを見落として、先に業者と話を進めてしまうケースが少なくありません。ビジまどを通さずに書類を提出しても受理されない可能性があります。申請前に必ずビジまどへ事前相談書を提出してください。
ホームページ制作費として認められる範囲
「松戸市 ホームページ 補助金」でこの記事を検索した方の多くは、「自社のHPが補助対象になるか?」を知りたいと思います。結論から言えば、新規のホームページ制作と、条件を満たす大規模リニューアルの両方が対象です。ただし、細かな要件があるため注意が必要です。
補助対象になる(例)
- 会社・店舗のホームページを新規に作成する
- 既存HPを全面リニューアル(レスポンシブ対応含む)
- ドメインを新しく変更して全面作り直し
- Web予約システムや決済機能を新たに追加する大規模改修
- 新サービス追加に伴う内容の大幅な変更・追加
補助対象外になる(例)
- 既存サイトのページ1〜2枚を追加するだけ
- 営業時間・スタッフ紹介などのテキスト更新
- 写真の差し替えや軽微なデザイン変更
- 保守・管理費用(月額費用)
- 補助実施期間内に公開されないサイト
既存のホームページを改修する場合は「大規模改修」に該当する必要があります。大規模改修として認められるには、以下の4つの条件のうち2つ以上を満たすことが求められます。
- 既存ウェブサイトからドメインの変更を伴う改修
- 全面リニューアル(レスポンシブ対応含む)
- 新機能追加(決済機能・Web予約機能等)
- ページやコンテンツの単純な追加ではなく、新規事業等、内容の大幅な追加
たとえば「スマホ対応の全面リニューアル+Web予約機能の追加」であれば条件②と③を満たすため、大規模改修として補助対象になります。一方で「トップページだけをきれいに作り直す」といった部分的な改修は、これらの条件を満たしにくく、対象外となる可能性が高いです。
注意点
補助金の対象となるウェブサイトは、補助実施期間中(令和9年2月26日まで)に公開されている必要があります。制作が遅れてこの期限に間に合わない場合は補助を受けられなくなります。業者選定と制作スケジュールを逆算して余裕を持って計画を立ててください。
相談事例:事業者が補助金申請をためらっていた理由と解決
以前、松戸市内で雑貨店を経営している個人事業主の方から「補助金を使いたいのだが、どこから手を付ければいいか全くわからない」と相談を受けたことがあります。開業8年目で新規客の獲得が伸び悩み、ホームページを全面リニューアルしたいと考えていました。しかし、補助金の申請書類を見て「これは専門家でないと無理だ」と感じ、数ヶ月間動けずにいたそうです。
「補助金って、事業計画書を書いたり審査があったりで、すごく大変なイメージがあって。日々の業務の合間にそんな時間が取れないし、申請途中で落ちたら時間の無駄になる気がして踏み出せなかったんです。」
「最初の一歩は、ビジまどへの事前相談書の提出だけです。難しい書類は不要で、A4一枚程度の相談票に事業の概要を書くだけ。ビジまどに行くと中小企業診断士が事業計画の作り方を教えてくれます。一人で抱え込まなくていいんですよ。」
この方は私のアドバイスを受けてビジまどに相談し、中小企業診断士のアドバイザーと一緒に事業計画書を仕上げました。「ホームページリニューアルによる新規客の獲得とリピーター増加」という目的を明確に言語化したことで、審査もスムーズに通過。
ホームページのリニューアルには税込み90万円かかりましたが、補助金で25万円の補助を受け取ることができました。制作費の実質的な自己負担は65万円に抑えられ、「最初から相談しておけばよかった」と話してくれました。
ポイント
補助金申請で大切なのは「難しい書類を一人で完成させること」ではなく、「ビジまどという無料の相談窓口を使い倒すこと」です。アドバイザーは申請書類の書き方だけでなく、事業計画の具体化や、より有利な補助金の選択についても相談に乗ってくれます。
申請〜補助金受取までの流れ
松戸市中小企業デジタル化チャレンジ補助金の申請フローは10ステップで構成されています。全体像を把握しておくことで、「今どの段階にいるか」「次に何をすべきか」が明確になります。
松戸市 商工振興課にメール等で「事前相談書」を提出します。書式は市のホームページからダウンロード可能。記入内容は事業の概要・導入したいITツールやウェブサイトの概要など、シンプルな内容です。まずここから始めましょう。
松戸ビジネスサポートセンター「ビジまど」を訪問し、中小企業診断士のアドバイザーと面談します。ホームページリニューアルの目的・期待する効果・実施体制を言語化し、事業計画書に落とし込みます。無料で相談できます。
事業計画書・見積書・その他必要書類を揃えて、商工振興課へ交付申請書を提出します。見積書はこの段階で業者から取得できますが、契約・発注はまだしてはいけません。あくまで「補助金を申請するための見積書」として用意します。
市が提出された書類を審査し、補助金交付の可否を決定します。審査には数週間かかることがあります。交付決定通知が届くまでは、業者との正式契約・発注を行わないでください。
交付決定通知が届いたら、業者と正式に契約してホームページ制作を開始します。補助対象期間内(令和9年2月26日まで)にサイトを公開し、費用の支払いまで完了させる必要があります。
ホームページが完成・公開された後、再びビジまどを訪問して事業完了の報告と今後の活用方針の確認を行います。このフォローアップ相談も申請要件の一部です。
令和9年3月31日までに、事業完了の実績報告書と領収書・請求書などの証憑書類を商工振興課へ提出します。書類が揃っていないと振込まで時間がかかるため、制作会社からの領収書は必ず保管しておきましょう。
市が実績報告書を審査し、補助金額を確定します。見積書と実際の支払い金額に差異がある場合は、実際の支払い額に基づいて補助額が計算されます。
市から補助金額確定通知が届いたら、請求書を提出します。請求後2週間程度で指定の口座に振り込まれます。
事業完了から7か月以降、ホームページの運用状況・集客への効果など経過報告を提出します。補助金を受け取った後も、一定期間の追跡が求められます。
スケジュール管理の鉄則
STEP 4「交付決定」の前に業者と契約・発注してしまうのが最も多い失敗パターンです。交付決定前の支出は補助対象外になります。「交付決定通知が届くまでは一切の発注はしない」をルールとして徹底してください。
ビジまど相談を上手に活用するコツ
申請の必須条件でもある「ビジまど」相談ですが、単に「補助金申請のための手続き窓口」と思うのは非常にもったいない使い方です。ビジまど(松戸ビジネスサポートセンター)は、中小企業診断士の資格を持つアドバイザーが無料で経営相談に応じてくれる、松戸市が設置した無料経営支援機関です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 松戸市小根本7-8(京葉ガスF松戸第2ビル4階) |
| 相談時間 | 月〜金(祝日除く)9:00〜12:00 / 13:00〜17:00 |
| 相談方法 | 対面相談・オンライン(Zoom)相談 |
| 費用 | 無料 |
| 対象 | 松戸市内で事業を営む中小企業・個人事業主 |
ビジまどを補助金申請のためだけに使うのではなく、「ホームページリニューアルを通じて新規客をどう増やすか」「自社のサービスをどう言語化するか」という経営課題そのものを相談する場として活用することが、申請書類の質を高めることにもつながります。
「ビジまどって、どんな準備をしてから行けばいいんですか?手ぶらでも大丈夫ですか?」
「事前相談書に記入して送ってから行くのが基本の流れです。ただ、事前にこれだけは持って行くと話が早いです。①現在のホームページのURL(あれば)、②リニューアルで実現したいこと・なりたい姿のメモ書き、③ざっくりとした予算感。この3つがあれば、初回相談でかなり具体的な話ができますよ。」
ビジまどの活用メリット
補助金申請の書類作成だけでなく、事業完了後の経過報告まで一貫してアドバイザーがフォローしてくれます。「補助金をもらって終わり」ではなく、集客という本来の目的の達成に向けたパートナーとして活用できる点が、ビジまど最大の価値です。
よくある失敗パターンと事前チェックリスト
松戸市内の事業者が中小企業デジタル化チャレンジ補助金を申請する際によくある失敗を紹介します。いずれも「知っていれば防げた」ものばかりです。
よくある失敗 その1:交付決定前に業者と正式契約してしまった
「良い業者が見つかったので先に契約してしまった」「着手金を払ってしまった」——これが最も多い失敗です。補助金は「交付決定後に行った支出」のみが対象。交付決定前の支払いは全額自己負担になります。見積書取得と契約締結は別の行為です。見積は交付申請前にOK、契約は交付決定後に必ず行ってください。
よくある失敗 その2:補助実施期間内にサイトが公開できなかった
令和9年2月26日が申請締切ですが、実際にはその後にサイト制作が続く場合があります。補助対象となるには、補助実施期間中にサイトが公開されていることが条件です。制作に3〜4か月かかることを逆算して、遅くとも令和8年10月〜11月には業者との契約を完了させ、制作を開始するスケジュールを組んでください。
よくある失敗 その3:大規模改修の条件を満たさなかった
既存のホームページのリニューアルを申請しようとしたが、実施予定の内容が大規模改修の4条件のどれにも該当しなかったというケースです。「デザインだけ変える」「写真を全部撮り直す」だけでは条件を満たしません。レスポンシブ対応+全面リニューアル、または機能追加を伴う形にするよう、業者と事前に設計してください。
申請前に以下のチェックリストで自社の状況を確認してみてください。
- 松戸市内に事業所があり、1年以上の営業実態がある
- 市税の滞納がない(または申請前に清算済み)
- 税務申告を1期以上終えている
- ビジまどへの事前相談書を提出する前に、業者との正式契約はしていない
- 制作するホームページは新規または大規模改修(条件2つ以上該当)である
- 令和9年2月26日までにサイト公開・支払いを完了できるスケジュールを組んでいる
- 領収書・請求書など証憑書類の保管体制が整っている
よくある質問(FAQ)
Q業種の制限はありますか?どんな業種でも申請できますか?
原則、業種の制限はありません。補助金の対象は「松戸市内に事業所を有する中小企業等」であり、小売業・飲食業・サービス業・製造業・IT業など幅広い業種が申請できます。ただし中小企業・小規模事業者の要件(業種によって従業員数の上限が異なります)に該当することを確認してください。
Qすでにホームページがある場合、リニューアル費用にも補助を使えますか?
使えます。ただし「大規模改修」として認められる必要があります。本文で紹介した4つの条件のうち2つ以上を満たすリニューアルであれば対象です。単なるページ追加や写真の差し替えは対象外となるため、「全面レスポンシブ化+Web予約機能追加」のような形で設計することをおすすめします。
Qビジまどの相談は何回まで受けられますか?
補助金申請の文脈では、申請前・事業完了後の少なくとも2回の相談が求められますが、相談回数自体に上限は設けられていません。事業計画の作成で行き詰まった場合や、制作途中で疑問が生じた場合など、適宜相談を活用してください。ビジまどは基本的に無料で相談できます。
Q申請してから補助金が振り込まれるまで、どのくらい時間がかかりますか?
スケジュールの目安として、交付申請から交付決定まで約1〜2か月、その後ホームページ制作に3〜4か月、実績報告の提出から補助金確定・振込まで1〜2か月かかります。申請から受給まで合計5〜8か月程度を見込んでください。補助金が振り込まれる前に制作費を全額支払う必要があるため、キャッシュフローの計画を立てておくことが重要です。
まとめ
松戸市内で事業を営む中小企業・個人事業主にとって、ホームページ新規制作・大規模リニューアルはビジネス成長に向けた重要な投資です。松戸市中小企業デジタル化チャレンジ補助金を活用すれば、HP制作費の最大25万円を補助してもらえます。
この記事のポイントをおさらいします。
- 松戸市の補助金でHP制作費の2/3・最大25万円が補助される(令和8年度申請期間:4月1日〜令和9年2月26日)
- 申請の入口は「ビジまど」への事前相談書提出。中小企業診断士が無料でサポートしてくれる
- 既存HPのリニューアルは「大規模改修」の条件(4条件中2つ以上)を満たす必要がある
- 「交付決定通知が届いてから業者と契約する」のが鉄則。決定前の発注は補助対象外
- 令和9年2月26日までにサイト公開・支払い完了が必要なので、逆算したスケジュール管理が重要
「補助金の申請準備と同時に、信頼できるHP制作業者を探したい」という方は、ゼロランにご相談ください。補助金申請に対応したHP制作の進め方から、申請準備まで一緒にサポートします。