世田谷区に「早い者勝ち・先着30件」のホームページ制作補助金があります
世田谷区で事業を営む方から、こんな声をよく耳にします。
- できるだけ安くホームページを作りたい・リニューアルしたい
- ホームページ制作の費用が高くて、なかなか踏み切れない
- 補助金があると聞いたけど、もう締め切られていないか心配
結論から言います。2026年6月16日時点で、世田谷区のホームページ制作補助金(IT活用販路拡大支援)の予算枠はまだ残っています。ただし例年2ヶ月程度で30件の枠が埋まるとのこと(経済課へ直接電話確認済み)。今すぐ動き出さないと、今年度の補助金は受け取れません。
この補助金の大きな特徴は3つです。ホームページ制作費の1/2・最大20万円が補助される。新規制作だけでなくリニューアルも対象。そしてEC サイト構築・PR動画・WEB広告も使える。正直なところ、「これを使わないともったいない」制度です。完全に早い者勝ちです。
この記事でわかること
- 世田谷区のHP制作補助金でいくら安くなるか(補助額シミュレーション付き)
- ホームページ制作・リニューアルがどちらも対象になること
- 先着30件・例年2ヶ月で終了する緊急性と、今すぐ動くべき理由
- 申請から入金まで(実績報告提出後 約2ヶ月)の具体的な流れ
- 採択されるための事業計画書の書き方と絶対に守るべき注意点
世田谷区経済産業部経済課(TEL: 03-3411-6644)に直接確認したところ、「2026年6月16日時点でIT活用販路拡大支援(先着30件程度)の予算枠はまだあります。ただし例年2ヶ月程度で枠が埋まる傾向があります」との回答でした。また「実績報告書を経済課へ提出してから入金まで約2ヶ月かかります」とのことでした。
筆者は世田谷区内を中心に中小企業・個人事業主のホームページ制作を手掛け、補助金申請のサポートも行ってきたWebコンサルタントです。「知らずに損をした」ケースを減らすため、実務で見えてきた注意点も含めて詳しくお伝えします。
世田谷区ホームページ制作補助金の概要
正式名称は「世田谷区中小事業者経営支援補助金」のうち「ITを活用した販路拡大支援」です。世田谷区の公式ページでは2つのメニューが紹介されていますが、ホームページ制作会社への外注費に使えるのはこちら1本です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助額(上限) | 20万円 |
| 補助率 | 補助対象経費の1/2以内(千円未満切り捨て) |
| 募集件数 | 先着30件程度 |
| 補助対象期間 | 交付決定日〜令和9年2月26日まで |
| 申請方法 | ①オンライン申請 ②郵送 ③窓口持ち込み |
| 公式ページ | 世田谷区中小事業者経営支援補助金(公式) |
ホームページ制作で使える補助対象経費の詳細
この補助金でホームページ関連のどんな経費が対象になるのか、具体的に整理します。
補助対象になるホームページ・デジタル関連経費
- ホームページ制作・リニューアル:
新規制作も既存サイトのリニューアルもどちらも対象(公式募集要項に「リニューアル含む」と明記)。スマートフォン対応・SEO対策を施した集客力の高いウェブサイト構築にかかる外注費。 - ECサイト(ネットショップ)の新規構築:
全国の消費者へ商品を販売するためのオンラインショップ開設費用。ただし既にECサイトを保有・運用している事業者が2つ目以降のECサイトを作る場合は対象外。 - PR動画の制作:
自社製品・サービスの特長を伝えるプロモーション動画の撮影・編集費用。製品・サービスの特徴を想起させないイメージ映像のみの場合は対象外。 - WEB広告・SNS広告の出稿:
Google広告・Yahoo!広告・Instagram/Facebook広告への出稿費用および専門業者への運用代行費用。情報検索サイトへの掲載費用も対象。
ホームページ制作物に必ず含めること(対象外になる重要条件)
制作するホームページ・ECサイト等には、商号・所在地・連絡先・事業内容の4点が必ず掲載されていなければ補助対象外となります(公式募集要項より)。制作会社に発注する際は最初の打ち合わせで必ず伝えておきましょう。
ホームページ制作費の補助額シミュレーション
制作費別の補助額をまとめました。
| 制作費(税抜) | 補助額(1/2) | 実質自己負担 |
|---|---|---|
| 10万円 | 5万円 | 5万円 |
| 20万円 | 10万円 | 10万円 |
| 30万円 | 15万円 | 15万円 |
| 40万円以上 | 20万円(上限) | 制作費 − 20万円 |
補助金は「税抜き金額」が基準
補助額の計算はすべて税抜金額が基準です。消費税は補助対象外のため、見積書は税抜・税込を分けて記載してもらいましょう。
今すぐ動くべき理由——先着30件、例年2ヶ月で終了
この補助金には一点だけ大きなリスクがあります。先着順で予算がなくなれば即終了ということです。
「夏頃に申請しようと思っていたら、8月には『今年度の枠は終了しました』と言われてしまいました。秋にホームページを公開する予定だったのに、結局全額自己負担に……。もっと早く動けばよかったです」(世田谷区・整体院・40代経営者)
2026年6月16日時点ではまだ枠が残っていますが、例年2ヶ月程度で30件が埋まる傾向があります(経済課への電話確認・2026年6月16日)。つまり8月頃には終了してしまう可能性があるということです。「ホームページを作ろうと思い立ったら、制作会社に連絡する前にまず申請書類の準備を」という順番を守ることが大切です。
先着順・予算切れで年度内の申請は不可
世田谷区の補助金は随時受付ですが、先着30件程度の予算がなくなり次第、当年度の受付は終了します。「今年こそHP制作を」と考えているなら、今すぐ区の公式ページで最新状況を確認し、申請書類の準備を始めましょう。
→ 世田谷区中小事業者経営支援補助金(公式ページ)
行動の順番が最重要
① 経済課(TEL: 03-3411-6644)に枠の有無を確認 → ② 申請書類を準備して提出(オンライン・郵送・窓口) → ③ 交付決定通知を待つ → ④ その後で制作会社と契約。この順番を守るだけで補助金を確実に受け取れます。
申請から入金までの流れ
補助金は「先払い」ではなく「後払い(精算払い)」です。一度事業者が全額を業者へ支払い、実績報告を経て区から補助分が振り込まれます。実績報告書を経済課へ提出してから入金まで約2ヶ月かかります(経済課への電話確認・2026年6月16日)。資金繰りを事前に確認しておきましょう。
必要書類(9種類)を揃えて、①オンライン申請②郵送③窓口持ち込みのいずれかで提出します。先着順のため、書類を完備して一発で受理されることが重要。不備があって再提出している間に枠が埋まるリスクがあります。
提出された書類に基づき、経済課で審査が行われます。問題がなければ「交付決定通知書」が文書で郵送されます。この書類が届くまで、発注・契約・支払いは一切行わないこと。交付決定前の着手は補助対象外となります。
交付決定通知書を受け取った後、正式に制作会社へ発注・契約を行います。ホームページの公開と代金の支払いを、令和9年2月26日までに完了させます。支払いは銀行振込が原則(法人は法人名義口座、個人は申請者名義口座から振込)。
ホームページが完成し支払いが完了したら、事業完了後30日以内、もしくは令和9年2月26日のいずれか早い期日までに実績報告書・領収書の写し・完成後HPのスクリーンショット等を提出します。①オンライン②郵送③窓口のいずれかで。
区が実績を確認し、補助金額が確定します。確定通知書に同封の請求書を提出後、指定口座へ振り込まれます。実績報告書を提出してから入金まで約2ヶ月かかります(経済課への電話確認・2026年6月16日)。
採択されるための事業計画書の書き方
補助金申請で審査担当者が最も重視するのが「補助事業計画書」です。「ホームページを新しくしたい」だけでは採択されません。「なぜ今ホームページが必要なのか」「作ることでどんな経営改善が見込めるのか」を論理的に説明する必要があります。
1. 現在の課題(現状のボトルネックを具体的に)
・「現在ホームページがなく(または古く)、新規顧客のほぼ全員が紹介経由となっており、新規獲得チャネルが限られている。」
・「既存のホームページはスマートフォン非対応のため、スマホからのアクセスでの離脱率が高く、問い合わせに繋がっていない状況である。」
2. なぜホームページ制作・リニューアルが必要か
・「検索経由での新規集客を実現するため、SEO対策とスマートフォン対応を施した新ホームページの制作が不可欠である。」
・「本補助金を活用し、専門の制作会社に外注することで、自社だけでは実現できない品質・機能のホームページを開設し、販路拡大を図る。」
3. 具体的な取り組み内容
・「トップページ・会社概要・サービス紹介・お問い合わせフォームの〇ページ構成でホームページを制作する。」
・「スマートフォン対応(レスポンシブデザイン)・基本的なSEO対策を施し、Google検索での表示を目指す。」
4. 見込める効果・数値目標(最重要)
審査員が最も重視する項目です。「時間的効果」と「金銭的効果」を具体的な数値で提示してください。
・「公開から3ヶ月以内に月間〇件のお問い合わせ獲得を目標とする。」
・「現在の月間新規顧客〇名を、ホームページ経由で△名増加させる。年間換算で〇万円の売上増加を見込む。」
・「効果の把握は、Googleアナリティクスによる月間セッション数・問い合わせ数・コンバージョン率を月次で記録・比較する。」
「課題提起」→「解決策」→「具体的な行動」→「数値目標と測定方法」というストーリーを一貫させることが、採択される事業計画書のポイントです。
絶対に確認すべき!申請時の注意事項
2026年度申請における重要な注意点
- 【最重要】交付決定前の契約・発注・支払いはすべて補助対象外。区から「補助金交付決定通知書」が届いてから、初めて制作会社との契約・発注を行ってください。事前着手は絶対NGです。
- 過去に「ITを活用した販路拡大支援」を利用した事業者は再申請できません。過去年度に同メニューを使った場合、今年度の申請は不可です。
- 同一年度で「生産性向上設備導入支援」との併用は不可です。
- 個人事業主は屋号が別でも同一個人として対象外。同一個人が異なる屋号で2件申請することはできません。
- 区の支援制度「2026年度世田谷区地域連携型ハンズオン支援事業」および「せたがやソーシャルビジネス支援補助金」との併用はできません。
支払いの注意(クレジットカードは事前承認が必要)
補助対象経費の支払いは銀行振込が原則です。クレジットカード払いは、銀行振込が困難な場合でかつ事前に区の承認を受けたものに限り認められます。クレジットカードを利用する場合でも、口座からの引き落としが令和9年2月26日までに完了しなければ補助対象外となるため、カードの締め日・引き落とし日を必ず事前に確認してください。
補助対象者の要件チェック
世田谷区内に事務所または事業所を有する方が対象です。中小企業・個人事業主のほか、NPO法人・一般社団法人・医療法人・社会福祉法人・労働者協同組合も申請できます。
病院・クリニック・NPO法人のHP制作もOKです
医療法人・医療機関(病院・クリニック)のホームページ制作・リニューアルも対象です。「ウチは医療機関だから補助金を使えないのでは?」と思っている方も、ぜひ申請をご検討ください。同様にNPO法人・社会福祉法人のHP制作・リニューアルも補助対象となっています(世田谷区内に事業所があることが条件)。
- 法人:世田谷区内に本店又は支店の登記があり、かつ世田谷区内での事業活動の実態があること
- 個人:世田谷区内に主たる事業所を有し、そこで事業を営んでいること
- 共通:住民税・事業税等の税金に未納・滞納がないこと
対象外となるケース
- バーチャルオフィスのみ利用で世田谷区内での活動実態がない場合
- 個人事業主で屋号が別でも、同一個人が複数申請する場合
- 別法人でも代表者が同一など、過去の補助受給者と関係が深いと判断された場合
- 大企業・宗教法人・政治団体・風俗関連業種・開業予定者
申請に必要な書類一覧(9種類)
①〜⑤は世田谷区公式ページから様式をダウンロードして作成します。書類の不備が「採択されたのに枠が埋まって申請できなかった」という最悪の事態を招くため、一発で受理される完成度で提出しましょう。
| No. | 書類 | 備考 |
|---|---|---|
| ① | 申請書類チェックリスト | 様式(区指定) |
| ② | 交付申請書 | 第1号様式 |
| ③ | 事業計画書 | 第1号様式の別紙1 |
| ④ | 経費明細書 | 第1号様式の別紙2 |
| ⑤ | 誓約書 | 第1号様式の別紙3 |
| ⑥ | 登記簿謄本等の写し | 法人:発行後3ヶ月以内の履歴事項全部証明書。個人:開業届出書の写し等 |
| ⑦ | 納税証明書の写し(完納済み) | 法人:法人事業税・法人住民税の領収証書または納税証明書(2点)。個人:個人事業税・住民税の領収証書または納税証明書(2点) |
| ⑧ | 経費の根拠となる資料 | 仕様・単価・数量等の内訳が分かる見積書等(「一式」は不可) |
| ⑨ | 事業の概要 | 事業実施店舗の写真、現在のwebサイトのスクリーンショット等(世田谷区で現に事業を営んでいることが確認できる資料) |
見積書は「内訳が明確な形式」で依頼すること
制作費・ドメイン取得費・サーバー初期費用など対象経費の種別ごとに分けた見積書を制作会社に作成してもらいましょう。「制作一式〇〇万円」のような見積書は書類不備となります。月額保守費・サーバー月額費などの対象外経費は必ず別項目に分けてもらってください。
申請方法と窓口情報
以下のいずれかの方法で申請できます。
- ①オンライン申請(世田谷区公式ページから申請)
- ②郵送
- ③窓口持ち込み
世田谷区経済産業部経済課
〒154-0004 世田谷区太子堂2-16-7 三軒茶屋分庁舎4階
TEL:03-3411-6644 / FAX:03-3411-6635
令和8年度世田谷区中小事業者経営支援補助金 公式ページ
まとめ:世田谷区のHP制作補助金は先着30件・今すぐが鉄則
この記事のまとめ
- 補助率1/2・上限20万円。ホームページ制作・リニューアル・EC・WEB広告が対象。2026年6月16日時点でまだ枠あり
- 先着30件程度・例年2ヶ月で終了。今年度を逃すと来年度まで待つことになる。完全に早い者勝ち
- 交付決定前の発注・支払いは補助対象外。実績報告書提出から入金まで約2ヶ月。銀行振込が原則
ホームページ制作を検討しているなら、まず補助金の申請書類の準備を始めることが最短ルートです。「自分の取り組みは対象になるか?」といった不明点がある場合は、区の相談窓口(TEL: 03-3411-6644)へ早めに問い合わせてみてください。
ホームページ制作費の補助金活用もまとめて相談できます
ホームページ制作費に使える助成金・補助金は、書類準備や見積書の用意、申請スケジュールの確認など、初めての方には少し複雑に感じることもあります。
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