指名検索SEOの重要性を社名をキーワードにした実話で解説するアイキャッチ画像

会社名やサービス名を決めるとき、多くの経営者さんは「理念」や「想い」を大切にします。それはもちろん正しいことなんですが、実はそこにSEOの視点を一滴でも混ぜておくと、後々の集客がグッと楽になる——そんな話を、今日はちょっと笑える実話と一緒にお伝えしようと思います。

キーワードは指名検索。あなたの会社名やサービス名を、お客さんが検索窓に直接打ち込んでくれる検索のことです。これが実はSEOにおいて、地味だけどかなり強力な武器になるんです。

この記事では、社名をSEO対策のために決めてしまった、今では笑い話になっている実例と、私が20年近くSEOの現場を見てきて感じている「指名検索がなぜ重要なのか」という仮説を、少し下世話なたとえ話も交えながらご紹介します。

この記事でわかること

  • 社名をSEOキーワードにして登記してしまった、笑うに笑えない実話
  • 今も昔も変わらない「アンカーテキストSEO」の基本
  • なぜ今のSEOで「指名検索」がここまで重視されるのか
  • Googleが指名検索を評価している「かもしれない」ユニークな仮説
  • 指名検索されやすい社名・サービス名の決め方のコツ

私はホームページ制作・集客支援の仕事を10年以上していますが、SEOという言葉が今ほど一般的でなかった20年近く前から、この業界の移り変わりをずっと見てきました。今回の話は、そんな「SEOの生き証人」だからこそお伝えできる裏話です。

社名をSEOキーワードにして登記した会社があった、笑うに笑えない実話

今から20年ほど前、SEOの世界は「外部リンク」が全盛の時代でした。

特に効果的だったのが、アンカーテキストというテクニック。リンクの文字部分に狙った検索キーワードを入れる方法です。SEO対策をしたい会社のホームページに、他のドメインからこのアンカーテキスト付きリンクを貼ってもらうと、検索順位がグッと上がる。これは今でも一定の効果があります。

会社名の候補をホワイトボードに書きながらSEOキーワードのメモを見て悩む経営者のイラスト

昔を知っている人ならわかると思いますが、当時はよく「リンク集」を作って、あちこちのサイトと相互リンクを貼り合っていました。そして不特定多数の第三者から自然に外部リンクが貼られるとき、一番多いのはやっぱり「会社名」でリンクされるケースなんです。

そこで、ある人たちは何をしたか。アンカーテキストとSEOを逆算して、会社名そのものを決めてしまったんです。

通常、会社名を決めるときは、理念や想い、語呂の良さで決めますよね。でも、それを一切考えず、狙った検索キーワードをそのまま社名に組み込む。結果、傍から見ると「え、どういう意味?」と首をかしげたくなるような、少し不思議な会社名が生まれてしまうことがありました。実際にあった話です。

正直に告白します

実は私自身も、登記前のお客さんに「この検索キーワードを社名に入れませんか」と、真剣に提案したことがあります。しかも、実際にSEOの効果はちゃんと出ました。検索対策としては、当時は間違いなく「正解」の一つだったんです。

さすがに今の時代、こんな理由だけで社名を決める人はいないと思います。でも、この話には続きがあって——実は「社名やサービス名にSEOの視点を混ぜる」こと自体は、今の時代にもちゃんと通用する考え方なんです。ただし、意味合いはまったく違います。

今の時代に大事なのは「アンカーテキスト」ではなく「指名検索」

昔は社名を「リンクの文字」として使うことがSEOでした。今は社名そのものを「検索してもらう」ことがSEOになっています。

覚えにくい社名より、とにかく記憶に残る社名のほうがいい。SEO界隈では、この指名検索の重要性が、ここ数年ずっと語られ続けています。

実務での気づき

私自身、クライアントのサーチコンソールを確認する機会が多いのですが、社名やサービス名での指名検索の割合が多いサイトほど、他のさまざまな検索キーワードでも上位表示されている傾向を感じます。きっちりしたデータや学術的なエビデンスを持っているわけではありませんが、この傾向はSEOの専門家の間でもよく語られることで、Googleのアルゴリズムに何かしらそういう仕組みがあると考えるのは、そんなに不自然なことではないと思っています。

SEOのことを抜きにしても、覚えてもらえる社名・サービス名のほうがマーケティング上有利なのは間違いありません。いわゆるブランディングというやつです。だからこそ、社名やサービス名は徹底的に考え抜いたほうがいい。コピーライターにお金をかけて作ってもらう価値も、十分にあると私は思っています。

なぜGoogleは指名検索を評価するのか? キャバ嬢の選び方も同じ原理

ここからは、あくまで私の仮説です。ただ、男性のみなさんならきっと「たしかに」と思ってもらえるはずです。

これを読んでいるあなたは、男性でしょうか。もしキャバクラ店を選ぶ機会があったとして、初めて入るお店で一番失敗しないキャバクラ嬢の選び方は何だと思いますか。

キャバ嬢の指名数ランキング比較をイメージしたイラスト

答えは簡単で、一番「指名」されているキャバ嬢を選ぶことです。見た目だけで選ぶより、「たくさんの人から指名されているキャバ嬢」という実績を基準にしたほうが、圧倒的に外れにくい。 これは男性なら、きっと直感的に納得してもらえる感覚だと思います。

Googleの検索アルゴリズムも、もしかしたらこれと同じ発想を持っているのかもしれません。指名検索が多い=それだけ多くの人に名前を覚えられていて、支持されていて、エンゲージメントが高い。「人気があるものを上位に表示しておけば、まず間違いない」というロジックは、検索エンジンとしてもかなり理にかなっているはずです。

この仮説からの教訓

  • 指名検索は「その会社が選ばれ続けている証拠」として機能している可能性が高い
  • だからこそ、覚えてもらいやすい社名・サービス名にする価値は大きい
  • SEOテクニックである以前に、これは純粋なブランディングの話でもある
指名検索の割合と検索順位の相関をイメージしたグラフ図解

指名検索されやすい社名・サービス名にする3つのコツ

ここからは、これから社名やサービス名を決める人、すでにある名前を見直したい人向けの実践編です。

1. 覚えやすさ・言いやすさを最優先する

漢字が難読だったり、カタカナが長すぎたりすると、覚えてもらう前に離脱されてしまいます。声に出したときにリズムよく言えるか、一度聞いただけで記憶に残るかを基準にしてください。

2. サービス内容が連想できる言葉を混ぜる

完全に抽象的な造語より、何をしている会社かがうっすら伝わる言葉を組み合わせたほうが、指名検索にもつながりやすくなります。「聞いたことはあるけど何の会社かわからない」状態は、実はもったいないんです。

3. 一般名詞そのままにしない

一般的すぎる言葉だけの社名は、指名検索してもらおうにも、他の情報に埋もれて検索結果にたどり着いてもらえません。固有名詞として際立つ要素を、必ずどこかに残しておきましょう。

  • 声に出して3回言ってみて、噛まずに言えるか確認する
  • 知らない人に一度だけ聞かせて、翌日覚えているか試してみる
  • 候補名ですでに検索されている会社がないか事前に確認する

よくある質問(FAQ)

指名検索SEOについて、経営者の方からよくいただく質問をまとめてみました。

Q今からでも社名を変えたほうがいいですか?

A

すでに指名検索がある程度発生している社名なら、変更はおすすめしません。積み上げてきた指名検索の実績自体が資産だからです。むしろ、その社名をどう覚えてもらうか、露出をどう増やすかを考えるほうが優先度は高いです。

QアンカーテキストSEOは今でも意味がありますか?

A

一定の効果はありますが、20年前ほど単純ではありません。今は不自然なリンク集めはむしろペナルティのリスクがあります。社名をキーワードだけで決めるようなやり方は、今の時代には向いていません。

Q指名検索を増やすには何をすればいいですか?

A

広告・SNS・口コミなど、社名やサービス名に触れる機会を地道に増やすことが基本です。名刺やチラシなど、あらゆる接点で社名を統一して繰り返し目にしてもらうことも効果的です。

まとめ|社名・サービス名は「指名検索されるかどうか」で考える

20年前、SEOのために社名を決めてしまった実話は、今となっては笑い話です。でも、その根っこにある「社名やサービス名は集客に直結する」という考え方自体は、今も色あせていません。

この記事の要点を、最後に3つに絞ってお伝えします。

  • 20年前はアンカーテキスト対策として社名を決める会社もあった。今は通用しない考え方
  • 今のSEOで重要なのは「指名検索」。覚えてもらえる社名・サービス名かどうかが鍵になる
  • 指名検索が多いサイトほど他のキーワードでも上位化しやすい傾向がある(筆者の実務経験より)
指名検索SEOのまとめ

もしあなたの会社名やサービス名が、覚えにくい・言いにくい・何の会社かわからない、のどれかに当てはまるなら、一度見直してみる価値はあります。指名検索は、地味だけど一番強いSEO対策かもしれません。

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