葛飾区に「EC対応で最大17万円」のホームページ制作補助金があります
葛飾区で事業を営む方から、こんな声をよく耳にします。
- ホームページを安く作りたいが、補助金の種類が多くてどれを使えばいいかわからない
- ホームページのリニューアルをコストを抑えて進めたいが、方法がわからない
- EC機能や外国語対応もあわせて作りたいが、費用が高くてなかなか踏み出せない
——こういった声を、葛飾区内の事業者の方から月に何件もいただきます。葛飾区のホームページ補助金は、他の区と比べると「組み合わせ型」の構造になっていて、一見複雑に見えます。しかし正しく理解して活用すれば、日本語HPだけなら上限5万円、EC機能付きや外国語対応を組み合わせれば最大17万円の補助を受けられる手厚い制度です。
2026年4月1日から2027年2月26日まで随時受付中ですが、先着順の可能性があるため早めの行動が重要です。この記事では、葛飾区のホームページ補助金の全体像から申請の流れ、よくある失敗まで、現場目線で徹底解説します。
葛飾区HP補助金:もらえる金額(結論)
- 日本語HP(新規・全面改修・PR動画のみ):上限5万円・補助率1/2(制作費10万円以上で満額)
- 外国語HP(上記に追加):上限8万円・補助率1/2(制作費16万円以上で満額)
- EC機能追加(上記に上乗せ):上限10万円・補助率1/2
- PR動画(上記に上乗せ):上限2万円・補助率1/2
- 組み合わせ最大:日本語HP+外国語+EC+PR動画=最大17万円
この記事でわかること
- 葛飾区のホームページ補助金の組み合わせパターンと実際の補助額(補助額早見表付き)
- EC機能・外国語対応を加えた場合の最大17万円の活用シナリオ
- 自社が対象かどうかを確認できるチェックリスト
- 申請から入金までの流れとスケジュール感
- 失敗しやすい注意点と持続化補助金との比較
- 葛飾区のホームページ制作会社を選ぶポイント
筆者は葛飾区を中心に中小企業・個人事業主のホームページ制作を10年以上サポートしてきたWebコンサルタントです。補助金申請に絡んだ相談も多数対応してきた立場から、EC機能や外国語対応の活用が特に葛飾区で差がつきやすい点を含め、現場で起きやすいつまずきポイントを解説します。
葛飾区のホームページ補助金、実際いくらもらえる?
葛飾区のホームページ補助金の最大の特徴は、「基本補助」に複数の「上乗せ補助」を組み合わせられる点です。日本語HPを作るだけなら上限5万円ですが、EC機能や外国語対応を追加することで補助額を積み上げることができます。
正式名称は「葛飾区中小企業等経営革新補助金(ホームページ作成費補助)」。補助率はすべて対象経費の1/2以内で、千円未満は切り捨てとなります。
補助額パターン早見表
「自分の場合いくらもらえるか」を一目で確認できる早見表です。組み合わせ別にまとめました。
| パターン | 内容 | 補助上限額 | 満額になる制作費 |
|---|---|---|---|
| 日本語HPのみ | 新規作成または全面改修 | 5万円 | 制作費10万円以上 |
| 外国語HPのみ(または追加) | 外国語対応HP | 8万円 | 制作費16万円以上 |
| 日本語HP+外国語 | 両言語対応 | 13万円 | 各制作費の合計 |
| 日本語HP+EC | ネットショップ機能追加 | 15万円 | EC費用20万円以上 |
| 日本語HP+PR動画 | 動画制作追加 | 7万円 | 動画費用4万円以上 |
| 日本語HP+EC+PR動画 | ネットショップ+動画 | 17万円 | 各費用の合計 |
| 日本語HP+外国語+EC+PR動画 | フル活用 | 17万円(外国語含む) | 各費用の合計 |
EC・外国語の組み合わせで最大17万円の解説
葛飾区の補助金は「基本のHP補助」に「EC機能」「外国語対応」「PR動画」を上乗せする仕組みです。たとえば飲食業・小売業などネット販売を始めたい事業者にはEC上乗せの10万円が大きな追い風になります。また、外国人観光客・外国人居住者向けに事業を展開している葛飾区の事業者にとっては外国語対応の8万円も非常に有効です。外国語HPと日本語HPを別々に申請する必要があるため、制作会社に「外国語版と日本語版を別々に見積もってほしい」と伝えておきましょう。
補助金は「立替払い・後払い」が基本
葛飾区のホームページ補助金は、一度制作費を全額自己負担で支払った後、実績報告を経て補助金が入金される仕組みです。先に補助金が振り込まれるわけではありません。資金繰りへの影響を事前に確認しておきましょう。
自社は対象?条件と対象外ケース
葛飾区の補助金は、新規作成だけでなく「全面改修」も対象に含まれているのが大きな特徴です。「うちはすでにホームページを持っているから使えない」と思っていた事業者も、全面的なリニューアルなら申請できる可能性があります。
対象になるための条件チェックリスト
以下の項目をすべて満たしているか確認してください。
- 葛飾区内に事業所または店舗がある中小企業・個人事業主である
- 区税(特別区民税・法人区民税等)を滞納していない
- 同一申請区分でこの補助金を過去に受けていない(初回限定)
- 対象ホームページが新規作成・全面改修・外国語対応・EC機能追加・PR動画制作のいずれかである
- 外部の制作会社または専門業者に委託して制作する(自社制作は原則対象外)
筆者が補助金申請サポートで実際に見てきたケースの中で、「全面改修が対象かどうかわからなかった」という相談が最も多いです。「デザインだけ変えた」場合はグレーゾーンになるため、構成・コンテンツ・システムを含めて全体的に作り直す場合は対象になる可能性が高いです。判断が難しい場合は申請前に葛飾区の担当窓口(産業経済課)に事前確認することをおすすめします。
対象外になるケース
- SNS(Instagram・Facebook等)やブログサービスのみの運用(独自ドメインのHPが必要)
- 楽天市場・Amazon等のショッピングモール内でのページ出店
- 同一区分で過去に補助金を受給したことがある
- 自社スタッフが自分で制作する(自社制作)
- 交付決定通知が届く前に契約・発注・支払いを行った経費
- サーバー月額費用・ドメイン年額維持費(初期費用は要確認)
申請の流れ(2026年4月〜2027年2月)
日本語HP・外国語HP・EC・PR動画のうち、どの組み合わせで申請するかを決めます。制作会社に「葛飾区の補助金を使うので、対象経費を区分ごとに分けた見積書を出してほしい」と伝えてください。この段階ではまだ契約しないこと。
交付申請書・事業計画書・見積書などの書類をそろえて、葛飾区産業経済課の窓口へ提出します(または郵送)。ホームページ開設・改修の着手前に申請することが必須条件です。
区が書類を審査し、問題なければ「補助金交付決定通知書」が郵送されます。この通知が届いてから初めて制作会社との契約・支払いを開始できます。交付決定前の契約・発注・支払いは補助対象外です。
制作会社と正式に契約し、ホームページを制作します。年度内(2027年2月26日まで)に制作会社への支払いを完了させる必要があります。EC機能やPR動画も同じ年度内に発注・完了させてください。
ホームページが完成し支払いが完了したら、実績報告書・領収書・完成HPの画面キャプチャ等を提出します。区が確認後、補助金が指定口座に振り込まれます。書類に不備がなければ申請から概ね2〜3ヶ月で入金されます。
小規模事業者持続化補助金は事業計画書が20〜30ページに及ぶこともあり、採択審査もあります。これに対し葛飾区の補助金は書類数点・随時受付・先着順で、計画書の記入に慣れた方なら半日〜1日程度で準備できます。EC機能や外国語対応を追加する場合は見積書が複数枚になりますが、制作会社と連携すれば大きな負担にはなりません。補助額も最大17万円と他の自治体と比べて厚い内容です。
注意点と失敗しやすいポイント
【最重要】交付決定前の支払いは補助対象外
葛飾区の補助金でも、交付決定通知が届く前に制作会社と契約・発注・支払いを行った場合は補助対象外となります。「良い制作会社が見つかったので先に契約してしまった」は取り返しがつきません。打ち合わせや見積もり取得はOKですが、契約書へのサインと費用の支払いは必ず交付決定通知後に行ってください。
筆者がこれまで補助金申請をサポートした中で、最も多かった失敗は「EC機能を追加しようと思って先に制作会社に開発を依頼してしまい、交付決定前に着手金を支払っていた」というケースです。EC機能は金額が大きくなりがちで、10万円の上乗せを逃すダメージも大きくなります。
- 先着順の可能性があるため早めに申請する → 2026年4月開始直後に動くのが最も確実
- 見積書は補助区分ごとに分けて取得する → 「日本語HP」「外国語HP」「EC機能」「PR動画」を別々に記載してもらう
- 組み合わせを決めてから申請する → 後から追加申請できるかは窓口で要確認
- 年度内(2027年2月26日まで)に支払いを完了させる → 制作スケジュールを逆算して余裕を持って発注する
- 領収書・請求書・振込明細を保管する → 実績報告時にセットで必要
持続化補助金との比較
「小規模事業者持続化補助金を使えばもっともらえるのでは?」という疑問をよく受けます。結論から言うと、HP制作を目的とした補助金申請なら葛飾区補助金のほうが圧倒的に有利なケースがほとんどです。
持続化補助金(通常枠)の補助率は2/3・上限50万円ですが、ウェブサイト関連費には「HP単体申請不可(他の経費と組み合わせが必要)」かつ「HP費用に使えるのは補助金総額の1/4まで」という制約があります。つまり50万円のHP制作に使える持続化補助金は最大でも12.5万円前後です。
| 補助金の種類 | 補助率 | 上限額 | HP単体申請 | 申請の手間 |
|---|---|---|---|---|
| 葛飾区HP補助金(基本) | 1/2 | 5万円〜17万円 | ○ 可能 | 書類数点・窓口 |
| 持続化補助金(通常枠) | 2/3(HP費用は実質〜1/8程度) | HP費用は補助総額の1/4まで | ✕ 不可 | 事業計画書20〜30P・採択審査あり |
| IT導入補助金 | 1/2〜3/4 | 150万円(プランによる) | ○(IT導入支援事業者経由) | IT支援事業者登録が必要・電子申請 |
葛飾区補助金が最有利な理由
HP制作専用・単体申請OK・組み合わせで最大17万円・随時受付。EC機能を追加したい事業者にとっては上乗せ10万円が特に大きなメリットです。持続化補助金との組み合わせ活用(葛飾区補助金をHP費用に使い、持続化補助金は別の経費に使う)も選択肢の一つです。ただし同一経費への重複申請は原則不可のため、税理士や各窓口に事前確認することをおすすめします。
よくある質問
Q全面改修とはどの程度のリニューアルが対象ですか?
文言の修正や写真の差し替えといった小規模な更新は対象外です。構成・デザイン・コンテンツを全体的に作り直す場合が「全面改修」に該当します。「現在のサイトが古くてスマホ対応もできていない」「サイト構造から見直したい」という場合はほぼ該当します。判断が難しい場合は葛飾区産業経済課に事前確認することをおすすめします。
QEC機能追加の上乗せ10万円は、既存ECサービス(BASE、STORESなど)の利用料も対象ですか?
EC機能の補助は制作委託費が対象となります。BASEやSTORESなどのサービス利用料・月額費用は対象外になる可能性が高いです。ECサイトの制作そのものを制作会社に委託する費用(デザイン・開発費)が対象となります。詳細は申請前に担当窓口にご確認ください。
Q外国語HPは何語でも対象になりますか?
英語・中国語・韓国語など、特定の言語に限定されているわけではありません。観光客や外国人居住者へのアプローチを目的とした外国語対応HPが対象となります。対応言語の制限については担当窓口に確認しておくと安心です。
QPR動画の上乗せ2万円はどんな動画が対象ですか?
ホームページに掲載する事業PR動画の制作委託費が対象です。上乗せ上限が2万円(制作費4万円以上で満額)のため、比較的コンパクトな動画制作でも活用できます。SNS専用の動画やホームページに掲載しない動画は対象外になる可能性があります。
Q先着順とはどういう意味ですか?予算はいつごろ切れますか?
葛飾区の補助金は随時受付ですが、年度予算に上限があります。予算が尽きると年度内の受付が終了します。例年、年度後半(秋〜冬)になると残枠が少なくなる傾向があるため、2026年度中に申請を検討しているなら、できるだけ早い時期(2026年4月〜夏頃まで)に動き始めることをおすすめします。
葛飾区でホームページ制作会社を選ぶポイント
葛飾区の補助金を最大限に活用するには、補助金制度を理解していて、EC機能・外国語対応の経験もある制作会社に相談するのが最短ルートです。
筆者がこれまでサポートした中で、補助金を活用してEC機能付きサイトを制作し、上乗せ10万円を受給できた事例がありました。そのケースでは制作会社が見積書を補助区分ごとに分けて作成してくれたことが、スムーズな審査通過の大きな要因になっていました。
- 葛飾区内の中小企業・個人事業主の制作実績がある
- 補助金申請への対応経験がある(書類確認や相談に乗ってもらえる)
- EC機能・外国語対応の実績がある
- 補助区分ごとに分けた見積書を作成してくれる
- スマートフォン対応(レスポンシブ)が標準対応されている
この記事のまとめ
- 葛飾区のHP補助金は「組み合わせ型」。日本語HP(上限5万円)に外国語(8万円)・EC(10万円)・PR動画(2万円)を上乗せでき、最大17万円の受給が可能
- 新規作成だけでなく全面改修も対象。区内の中小企業・個人事業主で区税未滞納・初回利用であれば申請できる可能性が高い
- 申請期間は2026年4月1日〜2027年2月26日。先着順の可能性があるため早めに行動し、交付決定通知が届く前の契約・支払いは絶対に避けること