豊島区に「早い者勝ち」のホームページ制作補助金があります

豊島区で事業を営む方から、こんな声をよく耳にします。

  • 少しでもホームページを安く作りたい
  • ホームページ制作会社の安いところを探しているけど、池袋エリアはどこも見積もりが高くて……
  • ホームページをリニューアルしたいけど、費用が高くて断念しかけている

——そんな悩みを抱えた豊島区の事業者の方から、毎年多くのご相談をいただきます。

結論から言います。豊島区内の中小企業・個人事業主であれば、ほぼ間違いなく使える補助金があります。しかも新規ホームページ制作も、ホームページのリニューアルもどちらも対象です。

この補助金には他の補助金と比べて際立った特徴があります。申請書類が少なく、手間がかかりません。煩雑な事業計画書の作成も不要で、Webフォームで事前申請を送るだけで手続きが進みます。それでいて、制作費の半額・最大15万円の補助が受けられます。正直に言えば、「これを使わないともったいない」補助金です。2026年6月現在、申請枠にはまだ空きがありますが、予算に達し次第受付終了。完全に早い者勝ちです。

この記事でわかること

  • 豊島区の補助金でホームページ制作費がいくら安くなるか(シミュレーション付き)
  • ホームページ制作に使える2つのコース——経営安定コース・開業支援コースの違いと使い分け
  • 事前申請から補助金振込までの具体的な流れ
  • 対象外になりがちな経費と申請前チェックリスト

筆者は豊島区・池袋エリアを中心に中小企業のホームページ制作を手掛け、補助金申請のサポートも行ってきたWebコンサルタントです。「知らずに損をした」ケースを減らすため、実務で見えてきた注意点も含めて詳しくお伝えします。

豊島区でホームページ制作費の補助を受けられる制度——2つのコースの全体像

豊島区には、ホームページ制作費を補助する制度が大きく2つあります。「経営安定コース」と「開業支援コース」です。どちらも自社ホームページの新規制作・リニューアル・更新の制作外注経費が対象になります。

比較項目 経営安定コース 開業支援コース
対象者 区内で3か月以上事業を営む中小企業・個人事業主 開業まもない事業者(3か月〜5年未満)
ホームページ制作費(新規) 対象 対象
ホームページ制作費(リニューアル) 対象(年度内1回) 要確認
補助上限 最大15万円(税抜) 最大20万円(税抜)
補助率 1/2 2/3
年度内申請回数 2回まで(合計上限15万円) 生涯1回
事前申請 Webフォームで受付 ビジサポ窓口相談が必須
公式情報 豊島区公式(経営安定)
補助金チラシPDF
豊島区公式(開業支援)

既存の事業を3か月以上続けている事業者なら、まず「経営安定コース」が選択肢になります。新規HP作成だけでなく、既存サイトのリニューアルも補助対象になる点が大きな特徴です。手続きもWebフォームで完結します。

経営安定コースはリニューアルにも使える

経営安定コースでは、HP新規制作だけでなくリニューアル(更新)も対象です。「古いホームページをそろそろ作り直したい」という池袋エリアの事業者の方も活用できます。ただし更新は年度内1回限り。また更新申請では「更新前のHPの様子がわかる写真の提出」が必須なので、発注前に必ず既存サイトのスクリーンショットを保存しておいてください。

豊島区ホームページ補助金制度の説明イラスト

体験談:「見積もりが高くて諦めかけていたら、補助金で制作費が半額に安くなった」

「できるだけ安くホームページを制作してもらいたい」「格安でリニューアルできる会社を探したい」と制作会社を探し回り、それでも費用が捻出できずに諦めてしまうケースは少なくありません。補助金を使えば制作費が大幅に安くなることを知らないまま、格安業者だけを探し続けている方も多いのです。先日いただいた相談を紹介します。

池袋で10年以上、小さな整体院を経営しています。スマホで見にくい古いホームページをリニューアルしたくて、いくつかの制作会社に見積もりをお願いしたんですが、どこも35〜40万円と言われて……。できるだけ安く制作してもらいたいと「格安」と書いてある会社も探したんですが、品質が心配で。月の利益を考えると、なかなか踏み切れなかったんです。

この方に「豊島区の経営安定補助金を使えば、制作費の半額が補助されますよ」とお伝えすると、翌週には事前申請を完了されていました。リニューアル外注費が35万円だったため、補助額は上限の15万円。実質20万円まで安くなりました。格安業者に頼まなくても、補助金を活用することで品質の高い会社に安く制作してもらえたのです。

「格安制作会社を探すより、補助金を使って品質の高い会社に安く制作してもらう方がかえってお得だった」と後日ご連絡いただきました。この方のケースで特に重要だったのが、発注前に既存サイトのスクリーンショットを保存しておいたことです。リニューアル申請では「更新前のHPの様子がわかる写真」が必須書類として求められるため、これを忘れると申請できなくなります。

この事例から学べること

  • 格安ホームページ制作会社を探し続ける前に、まず補助金の活用を検討する
  • リニューアルで申請する場合は、発注前に現状サイトのスクリーンショットを保存する
  • 「事前申請→発注→完了→交付申請」の順番を守ることが採択の絶対条件

豊島区経営安定補助金の詳細——補助額・対象経費・申請スケジュール

ここからは、経営安定コースの申請要領(2026年度版)をもとに、実際に使える情報を整理します。

補助額・補助率はどのくらいか

補助限度額は最大15万円(税抜)で、補助率は補助対象経費(税抜)の1/2です。1,000円未満は切り捨てになります。制作費が30万円を超えても補助額の上限は15万円で頭打ちになるため、この点を念頭に置いて制作会社を選ぶことが重要です。

参考情報

補助限度額:最大15万円(税抜)/補助率:補助対象経費(税抜)の2分の1(千円未満切捨て)。補助対象経費が1万円未満(税抜)の場合は補助対象外。単価1,000円未満(税抜)の経費も対象外。
(豊島区 経営安定支援事業補助金 申請要領 令和8年度版より)

制作費(税抜) 補助額(1/2) 実質自己負担
10万円 5万円 5万円
20万円 10万円 10万円
30万円 15万円(上限) 15万円
50万円 15万円(上限) 35万円

ホームページ制作で対象になる経費・ならない経費

補助対象となるのは「④自社ホームページの新規制作・リニューアル・更新費用の制作外注経費」です。ポイントは「制作外注経費」という点で、外部の制作会社やフリーランスへの発注費が対象であり、自作費や月額ランニング費は対象外です。

対象外になる経費(HP関連)

  • ホームページ制作に係るソフトウェア費用
  • Wix・ジンドゥー・STUDIO等での自作費用(月額費用含む)
  • 素材購入費(写真素材・イラスト素材等)
  • 運営・保守費用(月額管理費・ドメイン費・サーバー費等)
  • 画像撮影費・動画撮影費・動画編集費(別途請求の場合)
  • ロゴデザイン費、コピーライティング費(別途請求の場合)
  • 更新前のHP画面の写真を提出できないリニューアル費
  • 内訳のわかる書類を提出できない「一式」費用

見積書は「デザイン費・コーディング費・ページ制作費」などの内訳が明記されたものを制作会社に依頼してください。保守・ドメイン・サーバー費は制作費とは別項目にしてもらうことが申請のポイントです。

申請スケジュール(2026年度)

区分 期間
補助対象期間 2026年4月1日〜2027年1月15日
事前申請受付 2026年5月11日〜2026年11月27日17時まで
交付申請受付 事前申請後〜2027年1月22日17時まで

枠がなくなり次第終了

申請要領には「予告なく受付を終了する場合があります」と明記されています。2026年6月現在、申請枠にはまだ空きがありますが、予算に達し次第終了です。事前申請の締切は2026年11月27日ですが、早めに動くことを強くおすすめします。

豊島区経営安定補助金の申請フロー4ステップ

【2026年度新設】DX推進コースはホームページ制作に使えない——名前に惑わされないで

2026年度から豊島区の補助金制度に「DX推進コース」が新設されました。「デジタル推進に使える補助金」というイメージから、ホームページ制作に使えるのではないかと考える方が増えています。しかしこれは誤りです。

DX推進コースはホームページ制作費に使えません

2026年度から新設されたDX推進コースの対象経費は、以下に限定されています。
生成AI機能を含むソフトウェアの導入・購入・借用・初期設定費
電子決済用レジ端末の導入経費

ホームページ制作の外注費・SEO対策費・ランディングページ制作費などはDX推進コースの対象外です。ホームページ制作費の補助を申請したい場合は、必ず「経営安定コース」または「開業支援コース」を選んでください。

「デジタルに関係するからDX推進コースで申請できるはず」という思い込みで申請し、却下されるケースが今後増えることが予想されます。コース選択の段階で必ず制度の内容を確認してください。

DX推進コースが使えるケース

  • ChatGPT等の生成AIツールの法人契約・導入費
  • セルフレジ・タブレットPOSの電子決済端末導入
  • AI機能を含む業務ソフトウェアの購入・設定費

経営安定コースが使えるケース

  • ホームページ新規制作の外注費
  • 既存HPのリニューアル(更新)外注費
  • チラシ・看板等の事業PR費
  • 専門家相談料・社員研修費

申請の流れ——「まず事前申請」が採択の絶対条件

豊島区の経営安定補助金では、ホームページ制作の発注より前に事前申請を完了させることが最重要のルールです。この順番を守らないと、制作が完成しても補助金が受け取れなくなります。

STEP 1 Webフォームで事前申請(発注前に必須)

まず下記のWebフォームから事前申請を行います。受付期間は2026年11月27日17時まで(予算達成次第終了)です。

豊島区経営安定補助金 事前申請フォーム(Webフォーム)

事前申請に必要な書類(Webフォームで提出):
法人: 直近の法人都民税の納税証明書の写し + 履歴事項全部証明書(発行3か月以内・ネット取得不可)
個人: 直近の個人住民税の納税証明書の写し + 個人事業の開業・廃業等届出書の写し

STEP 2 ホームページ制作の発注・実施

事前申請が受理されたら、ホームページ制作会社に発注します。補助対象期間(2027年1月15日)内に、契約・発注・支払い・納品がすべて完了する必要があります。スケジュールを制作会社と事前に確認してください。

リニューアルの場合はこの段階(発注前)で既存サイトのスクリーンショットを必ず保存してください。

STEP 3 HP完成後、交付申請(原則郵送)

ホームページ制作が完了したら、必要書類を揃えてレターパック等の追跡できる方法で郵送します。交付申請締切は2027年1月22日17時です。

交付申請に必要な書類:
①補助金交付申請書(第1号様式)・別紙1・別紙2〜6(申請経費部分のみ)
②代表者の顔写真付き身分証明書
③支払いと内訳が確認できる書類(領収書・振込明細・クレジット明細等)
④返信用封筒(110円切手貼付・長形3号サイズ)

STEP 4 書類審査・補助金振込

書類審査が通ると交付決定通知が届きます。振込まで審査から2か月程度かかる場合があります。
問い合わせ先: 豊島区 産業観光部 産業振興課 創業・経営支援グループ(中小企業支援事業補助金担当)
TEL: 03-4566-2742(月〜金 8:30〜17:15 祝日除く)

補助金申請の失敗パターンを確認するビジネスパーソン

よくある失敗パターンと回避策——申請前に必ず確認を

補助金申請のサポートを通じて、繰り返し見てきた失敗パターンがあります。事前に知っておくことで確実に回避できます。

失敗①:事前申請より前に制作会社へ発注してしまう

最も多い失敗です。「良い制作会社が見つかったので早めに契約したい」という気持ちはわかりますが、補助金を受け取るには事前申請→受理→発注の順番が絶対条件です。発注・着工後に申請しても補助対象外となります。制作会社には「補助金申請が完了してから正式発注します」と事前に伝えておきましょう。

失敗②:見積書が「一式○○万円」で内訳がない

補助金申請では「内訳のわかる書類の提出」が必須で、「ホームページ制作費一式○○万円」という記載では一律対象外です。「デザイン費・コーディング費・ページ制作費」などの明細に分けた見積書を制作会社に依頼してください。保守・ドメイン・サーバー費用は必ず別項目にしてもらうことも重要です。

失敗③:DX推進コースを選んでホームページ制作費を申請してしまう

2026年度から新設されたDX推進コースへの誤申請が増えることが予想されます。ホームページ制作費はDX推進コースの対象外です。経営安定コースまたは開業支援コースで申請してください。

申請前に以下のチェックリストで確認しましょう。

  • 事前申請フォームへの提出を、ホームページ制作会社への発注前に完了させた
  • リニューアルの場合、現状サイトのスクリーンショットを保存済み(発注前に必須)
  • 制作会社に「制作費の内訳明細」と「保守・ランニング費用の分離」を依頼した
  • 画像・動画撮影費・素材購入費が含まれる場合は別途請求にしてもらった
  • DX推進コースではなく「経営安定コース」または「開業支援コース」を選択した
  • 補助対象期間(2027年1月15日)内に支払い・納品が完了するスケジュールを確認した
  • 法人の場合、会社名義で支払う(役員・従業員個人名義での支払いは対象外)

よくあるご質問(FAQ)

Q池袋駅近くに事業所があれば対象になりますか?

A

池袋は豊島区内に含まれますので、原則として対象です。ただし法人は「豊島区内に本店登記地があること」、個人事業主は「豊島区内に主たる事業所があること」が要件です。バーチャルオフィスは補助対象外です。

QWix・ジンドゥー等で自作するサービスの費用は対象になりますか?

A

対象外です。補助されるのは「制作外注経費」のみです。外部の制作会社・フリーランスへの発注費が対象であり、自作費用は対象になりません。

Q開業から3か月未満ですが、経営安定コースに申請できますか?

A

経営安定コースは「区内で3か月以上事業を営んでいること」が要件です。3か月未満の場合は対象外です。開業支援コースへの申請をご検討ください(要件の詳細は豊島区公式ページ(開業支援コース)でご確認ください)。

Q同じ年度内に2回申請できますか?

A

経営安定コースでは年度内2回まで申請可能ですが、補助限度額は年度内で合計15万円が上限です。1回目で15万円を受け取った場合、2回目の申請での補助はゼロになります。

QDX推進コースでSEO対策費やLP制作費は申請できますか?

A

できません。DX推進コースの対象は「生成AI機能を含むソフトウェア」と「電子決済用レジ端末」のみです。SEO対策費・LP制作費を補助したい場合は経営安定コースで申請してください(ホームページ制作の外注費であれば対象です)。

まとめ——豊島区(池袋)でホームページを安く作るなら、補助金を先に確認しよう

豊島区(池袋)でホームページを安く作りたい・リニューアルしたいとお考えの事業者の方に向けて、経営安定補助金の活用方法をお伝えしました。

  • 豊島区経営安定補助金でホームページ制作外注費の1/2(最大15万円)が補助される
  • リニューアル(既存HP更新)も対象。発注前に現状HPのスクリーンショット保存が必須
  • 2026年度新設のDX推進コースはホームページ制作費に使えない。必ず「経営安定コース」か「開業支援コース」を選ぶ
  • 「事前申請→発注→完了→交付申請」の順番を守ることが鉄則
  • 事前申請の締切は2026年11月27日。2026年6月現在まだ枠があるため早めに行動を
まとめ

「安いホームページ制作会社を探す」と「補助金を使って品質の高い会社に頼む」を比べると、後者のほうが長期的に集客・成果につながるケースが多くあります。まずは補助金の事前申請から動き出してみてください。

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豊島区の補助金は書類準備や見積書の用意、申請スケジュールの確認など、初めての方には少し複雑に感じることもあります。

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